先輩エンジニアも最初は未経験でした

エンジニアの定義は困難です。一般的には「機械、電気などの技師。更に広く、工学者や技術者」といわれますが、会社などでは、製品の開発者や、システムの開発者も当てはまります。大きなくくりでいけば、技術者です。それでは、どのようにすれば技術者になれるのかですが、ごく一般的な流れでは、工業高校や高等専門学校、高専といわれますが、その高専の卒業生や大学や大学院の工学部出身者が、企業に入社して、開発部や研究部の名目の部署に配属され、その日から技術者のスタートになます。ですから、その部署の10年選手も昨日入社した新人も、ひとくくりで技術者になります。当然、先輩も学校を出ただけで、入社間もない頃は未経験の技術者でした。そこから、本人の努力で研究者として認められるのです。あくまで、自身が努力せずに、成長もなく、さらには、技術者としての適性がなければ他の部署に異動になります。

自称では、何とでも名乗ることはできます。

実際に、生産ラインのスタッフから、本人が努力して技術者に成長するケースもあります。いくら優れた開発であっても、それを実際に製造ラインで、製品として完成させるには、高度な製造技術が求められます。技術者は理論やプロットタイプの開発段階では開発に成功しても、実際の生産ラインにのせるのは、簡単ではありません。そこには、生産ラインの優れた工員さんの技術力が必用になります。現場の工員さんの優れた技術力は経験と科学的な合理性が背景にあります。そのような、物作りの優れた才能を持った工員さんは、製造ラインから研究部署への異動があります。ラインスタッフから、エンジニアになるのです。本当に市場が受け入れる商品は、ラインの工員さんも研究部署のスタッフも最高レベルで開発しなければ通用しません。

本当の肩書きは、周りが決めることです。

どこの会社も、どこのメーカーでも、その組織が持っている独特の技術力があります。それは、会社に入社しなければ理解できませんし、体験できません。もちろん、すぐには体得できません。入社して、その研究なり開発に従事して、初めてマスターできるのです。それまで、懸命に勉強して、一般的な理論から、専門的な理論を学習しても、実際の会社が、厳しい競争環境の中で培ってきた技術力や製品開発力をすべて、短期間で完全に理解することは無理です。実際に、開発現場で汗をかいて、失敗して、叱責されて、時には涙も流して、ようやく自分の実力になります。そうなると、周りがエンジニアとして認めてくれます。誰でも未経験からスタートしますが、それからです。本人の努力しだいで、望む道が開けることも、望む道が閉ざされることもあります。